同じ年齢でも、人によっては動脈硬化(血管の老化)の進み方が大きな違いがあります。その違いは、動脈硬化の危険因子をどれぐらい持っているかに左右されると言われています。
しかし、危険因子といっても生まれつきの要素もあり、たとえば男性であるという事、家族や血縁者の中に動脈硬化の病気の人がいるかどうか、ということです。
しかしそのこと以上に深い関係があるのは、生活習慣病と呼ばれる病気です。喫煙、高血圧、糖尿病などの病気を多く持っていて、また、その程度が重い人ほど動脈硬化の進行は速くなります。
それらの生活習慣病個々の病気をきちんと治せば、動脈硬化による心臓病などが減ることも明らかになっているのです。それぞれの対処療法では、実際に効果を挙げているのです。
ところが、最近は血圧も血糖などもそれほど高くないのに、心臓病や脳梗塞になる人がいるという事実が判明しつつあります。そして、血圧や血糖の値がそれほど悪くなくても、重複することで動脈硬化が速く進んでしまうことも、最近分かってきたことです。
糖尿病の世界でも、これまでの常識とは違うメカニズムが進んでいるようです。
